後悔しない高校の選び方|志望校の決め方と合格した先輩の決め手

志望校選びで、「うちの子にはどの高校が合うのだろう」と悩む保護者の方は少なくありません。
偏差値や評判だけで決めてしまうと、入学してからお子様に合わないと気づくこともあります。
この記事では、当塾の合格者の声を交えながら、後悔しない高校の選び方と注意点を紹介します。
志望校を決めるための2つの判断軸

志望校選びでは、高校の偏差値一覧を見て、今の学力で届く学校の中から探したくなるものです。
しかし、それでは「行ける学校」は見つかっても、「行きたい学校」が見つかるとは限りません。
個別指導キャンパスでは、志望校を「お子様が行きたいと思えるか」と「合格できる学力があるか」の2つの軸で判断し、先に行きたいと思える学校を探すことをすすめています。
先に考える
見るもの
校風、部活、授業、通学、進学実績など
確かめ方
やりたいことを書き出し、説明会や文化祭でお子様自身の目で確かめる
早めに把握する
見るもの
内申点、模試や実力テストの結果
確かめ方
今の成績を早めに把握し、出願する学校を決めるときに学校や塾の先生と相談して判断する
学力は勉強次第で伸びる余地があるため、今の成績だけで候補から外すと選択肢が狭まってしまいます。
ただし、今の内申点や模試の結果は早めに把握しておきましょう。
行きたい学校との差がわかると、何をどれだけ勉強すればよいかが見え、目指せる学校かどうかも判断しやすくなります。
合格できるかどうかの最終的な判断は、出願する学校を決める段階で行います。
学校を探す前に、お子様が高校でやりたいことを書き出す
志望校選びにおいて、「やりたいことや目標がない」という相談は、個別指導キャンパスにも寄せられます。
お子様が高校で何を大切にしたいかが決まっていないと、どの学校が合うのかを比べられません。
まずは、次のような希望をお子様に書き出してもらいましょう。
- 高校で入りたい部活
- 高校で学びたいこと
- 将来やってみたい仕事
書き出したら、その部活や学科・コースがある学校を、お子様と一緒に調べてみましょう。
やりたいことが思い浮かばない場合は、「通学に時間をかけたくない」「部活と勉強を両立したい」など、毎日の過ごし方から条件を考えてみてください。
やりたいことが見つからなくても、焦る必要はありません。
やりたいことが見つかったときに進める道を狭めないよう、今のうちから勉強して選択肢を広げておきましょう。
行きたい学校が決まると、勉強の目標を立てやすくなる
行きたい学校が決まると、目標にする点数や、今のうちに取り組む内容がはっきりします。
個別指導キャンパスでは、学校見学やオープンスクールへの参加をすすめており、それをきっかけに自分から勉強に取り組むようになった生徒もいます。
勉強の動機付けの為、最低3校のオープンキャンパスに行くように提案。3年の1学期までに目指す高校が決まった。
関目校・守口校・守口寺方校 教室長(自社情報誌「YOU CAN PASS」2019年夏号より)
早い時期から私立高校のオープンスクールへの参加をすすめたところ、関西大学高等部のダンス部に興味を持ち、同校への進学を希望するように。以降、すすんで勉強に取り組み、見事合格
高槻北校・吹田校 教室長(自社情報誌「YOU CAN PASS」2022年冬号より)
志望校がまだ決まっていないなら、気になる高校の説明会やオープンスクールに足を運ぶところから始めてみてください。
お子様がなかなか勉強に向かわないときの関わり方は、次の記事で紹介しています。
高校の選び方で見るべきポイント7つ

高校を選ぶときに確かめたいポイントは、次の7つです。
説明会や文化祭で、先生と在校生の様子を見る
入りたい部活の活動内容や練習時間等を確かめる
公立・私立や全日制・通信制などの違いと、授業の進め方を知る
実際の通学時間帯に行ってみる
卒業生の進路を見て、将来から逆算する
私立を候補に入れるなら費用を確かめる
今の成績を早めに把握し、出願前に最終判断する
すべてを同じ重さで比べる必要はないので、お子様が大切にしたい項目から見ていきましょう。
Point
1
校風・学校の雰囲気
どの高校もパンフレットでは似て見えるかもしれませんが、校則の考え方や、先生と生徒の接し方は学校ごとに違います。
- 校則(スマホの持ち込み、頭髪や服装の決まりなど)
- 先生と在校生の話し方や距離の近さ
- 休み時間や放課後の在校生の過ごし方
校則はホームページや説明会の資料で、雰囲気は説明会や文化祭で確かめてください。
Point
2
部活動・学校行事
部活は、高校3年間の放課後の過ごし方を大きく左右します。
同じ部活でも練習が週に何日あるか、土日にも活動するかは学校によって違い、勉強との両立のしやすさも変わります。
学校行事は、文化祭や体育祭を在校生がどこまで自分たちで企画しているかを見ると、その学校の校風が見えてきます。
Point
3
高校の種類・学科・カリキュラム
高校には、公立・私立・国立、共学と男子校・女子校、全日制・定時制・通信制、学年制と単位制(学年ごとに進級するか、単位を積み上げて卒業するか)といった違いがあります。
学科も普通科のほかに専門学科や総合学科、理数系の学科などがあり、同じ学科でも授業の進め方は学校によって違います。
説明会でその学校のカリキュラムや教育方針を確かめておくと、入学後の学び方を具体的に思い浮かべられます。
Point
4
通学時間・経路
通学はほぼ毎日のことなので、時間と経路に無理がないかを確かめておきましょう。
地図アプリの所要時間だけでなく、実際に通う時間帯に学校まで行ってみると、電車の混み具合や乗り換えの負担がわかります。
部活で帰りが遅くなる日のことも考えておくと安心です。
Point
5
進学実績・卒業後の進路
進学実績は、その高校でどんな進路を目指せるかの手がかりになります。
卒業生がどんな大学に進んでいるかを、学校のホームページや説明会の資料で確かめておきましょう。
大学の推薦入試の枠(指定校推薦)があるかどうかも、説明会で聞いておくと参考になります。
Point
6
公立・私立と学費
公立と私立では、授業料のほか、制服や教材、行事などにかかる費用も違います。
国の高等学校等就学支援金は、2026年度(令和8年度)から所得制限が撤廃され、多くの高校生が授業料の支援を受けられるようになりました。
支給額や手続きは文部科学省の案内ページやお住まいの都道府県のページで確認し、学校ごとの費用は説明会で聞いておきましょう。
私立高校を候補に入れるなら、費用の目安を家族で先に話し合っておきましょう。
出願の直前になって、費用を理由に候補から外すことを防げます。
Point
7
学力(内申点・模試の結果)
ほかの6つのポイントで候補を探すのと並行して、今の内申点や模試・実力テストの結果で、候補の学校との差を確かめておきましょう。
成績は勉強次第で変わるので、少し届かない学校は候補から外さず、出願する学校を決める段階で最終的に判断してください。
ただし、今の成績から大きく離れた学校ばかりを候補にすると、出願のときに選べる学校が残りません。
挑戦圏だけでなく、合格圏や滑り止め圏の学校も候補に入れておきましょう。
模試の結果から何を勉強すればよいかは、中学生向けに書いた次の記事で解説しています。
個別指導キャンパスの合格者に聞いた志望校の決め手

個別指導キャンパスの合格者に聞いた志望校の決め手をご紹介します。
決め手は人によってさまざまですが、志望校を選んだ理由を答えた合格者の多くが、学校見学や説明会、文化祭に実際に足を運んでいました。
見学して「思っていた学校と違った」
大阪府立天王寺高等学校に合格したY.S.さんは、説明会と授業体験で印象が変わったことを決め手に挙げています。
高校見学をする前は「天王寺高校=真面目な高校」で、机に向かってずっと勉強するというイメージがありました。ところが、実際に説明を聞き授業を体験してみると、座学だけではなくグループワークが組み込まれていて、先輩たちが楽しそうにコミュニケーションを取りながら学ばれていました。それを見たとき、「この高校なら自分も楽しく学べそう」と思ったのが決め手です
合格者 Y.S.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2024年春号より)
校風や学校の方針にひかれた
大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎に合格したH.K.さんは、学校見学(説明会)で知った校風を決め手に挙げています。
学校見学(説明会)に参加した時に見たビデオが古い物のようで、学校の特徴は昔から変わらず自由を推している校風なのだと感じました。また、有志が集まって行事を計画していると知って楽しそうだと興味が深まりました。一番惹かれたのはある年の文化祭がなかった理由で、生徒たちが企画してやる意味がないと判断し開催しなかったと知り、生徒主体の学校だと感じました合格者 H.K.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2021年冬号より)
大阪府立茨木高等学校に合格したY.K.さんは、オープンスクールをきっかけに志望校を変えています。
中3の秋に茨木高等学校のオープンスクールに行くまでは、別の高校を志望校にしていました。ところが、オープンスクールに参加したのを機に、茨木高等学校の、のびのびと学べる校風のほうが自分には合っていると思い始め、「茨木高等学校合格」を目標に勉強するようになりました。
合格者 Y.K.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2022年冬号より)
やりたい部活を理由に決めた
洛南高等学校に合格した生徒は、部活の先輩のすすめをきっかけに学校見学へ行きました。
吹奏楽部の先輩にすすめられたのがきっかけでした。学校見学に行くと、部活の体験をする機会がありました。活動が充実しているし、雰囲気も良く楽しそうで、ここしかない!と感じ、洛南高校を志望校に決めました。
合格者(自社情報誌「YOU CAN PASS」2019年夏号より)
京都府立嵯峨野高等学校に合格したH.S.さんは、入りたい部活が志望の理由でした。
私が嵯峨野高等学校を志望したのは、文芸部で小説を書きたかったからです。
合格者 H.S.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2022年夏号より)
天王寺高校に合格したK.N.さんは、オープンスクールで野球部の練習環境を見て志望を決めています。
野球部の活動環境が決め手となりました。午前中は勉強、午後は効率的な練習という天王寺のスタイルは、自分の性格に非常に合っていると感じました。人数が多すぎない野球部の環境も魅力で、「ここならレギュラー争いができる」と明確にイメージできたことが大きかったです。
合格者 K.N.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2026年春号より)
身近な人とのつながりがきっかけになった
愛知県立明和高等学校に合格したM.E.さんは、中学校の先生の話がきっかけでした。
中学校の社会の先生が、憧れの存在で、先生の母校、明和高等学校の話に興味を持ち、自分も進学したいと思いました。
合格者 M.E.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2023年夏号より)
中学校の先生や部活の先輩、家族の話は、それまで知らなかった学校に目を向けるきっかけになります。
高校の情報の集め方と、学校見学で押さえるポイント4つ

学校の情報は、ホームページやパンフレットである程度集められますが、先生や在校生の雰囲気は実際に行ってみないとわかりません。
個別指導キャンパスでは、資料で下調べをしたうえで、説明会や文化祭に足を運ぶことをすすめています。
Point
1
見学の前にホームページやパンフレットで下調べする
学科やコース、部活、行事、進学実績などは、学校のホームページやパンフレットで先に調べておきましょう。
そのうえで、資料だけではわからなかったことを書き出しておくと、当日に何を確かめればよいかがはっきりします。
その学校に通う在校生や卒業生、学校の先生、塾の先生に話を聞くのも参考になります。
Point
2
評判や周りの意見だけで決めず、お子様自身の目で確かめる
評判のよい学校でも、実際に入学してみるとお子様に合わないこともあります。
そのため、評判や周りの意見だけで決めず、できる限りお子様自身の目で確かめることが大切です。
説明会の日程が合わないときは、少人数の見学会やオンラインの説明会を開いている学校もあるので、学校のホームページで確かめてみてください。
Point
3
学校の雰囲気は直感で判断してよい
学校見学では、先生や在校生の雰囲気を見てください。
お子様が感じた「なんとなく通ってみたい」「なんとなく合わなそう」という直感も、志望校を選ぶ大切な判断材料です。
当塾の合格者にも、文化祭に行って学校のイメージが変わったという声があります。
第一志望は通学しやすく、将来的にも良いと考えた高校に決めました。その文化祭に行ってみるとイメージが変わりました。レベルの高い学校はもっと厳しい雰囲気だと思っていましたが、想像よりも自由な校風で楽しそうでした。実際に学校の雰囲気を見るのは大切だと思います
合格者 Y.U.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2021年春号より)
Point
4
候補に挙がった学校は、受験しなくても見ておく
第1志望の学校だけでなく、ほかの候補の学校も説明会や文化祭に行っておきましょう。
模試や内申点の結果から、出願の直前に志望校を変えることもあるためです。
事前に複数の高校を見学しておけば、志望校を変えることになっても、お子様が納得して選び直せます。
志望校はいつまでに決める?合格者3人の例
受験校は、内申点や模試・実力テストの結果を見て、中3の秋以降に最終的に決めるのが一般的です。
ただし、目標にする第1志望は早めに決めておくと、その学校に合わせた勉強を進められます。
当塾の合格者3人も、中3の夏までに第1志望を決めていました。
推薦や専願(単願)などの出願時期は地域や学校によって違うので、早めに確認してください。
H.K.さん|大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎に合格
附属中学校に通う友達から話を聞き、高校の存在を知る
「目指すなら文理学科」と考え、それを目標にした勉強を意識する
改めて学校を調べ、進路を決める
Y.S.さん|天王寺高校に合格
将来の夢から進みたい大学を考え、その大学への進学率が高い高校に進みたいと考える
高校の説明会と授業体験に参加し、第1志望に決める
K.N.さん|天王寺高校に合格
定期テストで480点を取り、面談で生野高校を初めて具体的に意識する
生野高校と天王寺高校の野球部の環境を調べて比べ、模試の第1志望に天王寺高校と書くようになる
※自社情報誌「YOU CAN PASS」の合格体験談をもとに、志望校を決めるまでの流れを当塾で整理
3人とも、第1志望を決める前に、学校を調べたり見に行ったりしています。
一方で、決めるのが遅かったことを悔やむ生徒の声もあります。
志望校を決めるのが遅かったので、もっと早い段階で決めておけば、その学校に合わせた対策を十分にできたと思います。
合格者 S.M.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2026年夏号より)
私立高校や、独自の問題を出す一部の公立高校では、学校ごとに入試問題の傾向が違います。
第1志望が決まるのが遅いほど、その学校に合わせた対策にかけられる時間は短くなります。
受験校と併願校の選び方

個別指導キャンパスでは、お子様が行きたい学校を今の偏差値から「挑戦圏」「合格圏」「滑り止め圏」に分け、それぞれの候補を挙げておくことをすすめています。
今の成績でぎりぎり届くかどうかの学校が挑戦圏、届きそうな学校が合格圏、余裕をもって届く学校が滑り止め圏です。
それぞれの圏に候補があれば、模試の結果が上がっても下がっても、受験校を選び直しやすくなります。
今の偏差値を上げる方法は、お子様に向けて書いた次の記事で解説しています。
内申点の扱いは地域や学校によって違う
「内申点はどのくらい必要なのか」は、インターネットで調べても答えがばらばらなことがあります。
内申点の計算方法や、当日の学力検査の点数との比率は、都道府県によって異なり、同じ地域でも学校によって扱いが違うことがあります。
お子様が実力テストの点数に悩んでいるときは、実力テストの結果が進路でどう使われるかも解説した、中学生向けの次の記事も読んでみてください。
個別指導キャンパスは全国に約370校を展開しており、各教室では地域の入試制度に合わせて受験校選びの相談を承っています。
お子様の地域や受験校で内申点がどう扱われるかわからないときは、お気軽にご相談ください。
推薦・専願(単願)・併願など、入試の方式も確かめる
高校入試には、学力検査による一般入試のほかに、推薦入試などの方式があります。
私立高校の受験方法は、合格したら必ず入学する専願(単願)と、ほかの学校と併せて受けられる併願に分かれます。
首都圏を中心に、内申点などの基準を満たすと一般入試で合格しやすくなる「併願優遇」という仕組みもあります。
公立高校が不合格だった場合に入学することを条件にする学校もありますが、利用できる条件は学校や入試の回によって違うので、志望校の募集要項で確認してください。
併願する場合、私立高校の入学手続きの締め切りが、第1志望の合格発表より前に来ることがあるので、入試日・合格発表日・手続きの締め切りを一覧にしておきましょう。
模試がD判定のとき、志望校を下げるか
秋から冬にかけて模試の判定が伸びないと、志望校のレベルを下げるかどうかで迷うことがあります。
大阪府立大手前高等学校に合格した当塾の生徒は、1月の模試で第1志望がD判定で、志望校のレベルを下げるか迷いましたが、教室長に「頑張れば行ける」と励まされて勉強を続け、合格しています。
今振り返っても、行きたい学校を受験すべきだったと思います。仮に不合格でも、必死にやっていたら後悔はありません。でも、もしレベルを下げていたら「受ければ第一志望に合格していたかも」とずっと後悔していたと思います。
合格者 K.K.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2021年夏号より一部抜粋)
東京都立日比谷高等学校に合格した生徒も、夏休み明けの模試でD判定・E判定が続き、志望校を変えるかどうか迷いました。
中3の夏休み明けの模試で日比谷高校に対し、D判定、E判定が続けて出たときは「文京高校にした方がいいのでは」とも思いましたが、学校見学で日比谷高校の方が自分に合っていると感じたので、過去問にコツコツ取り組みました。その次の判定はS判定でしたが、次にはまたB判定まで落ちてしまいました。「一喜一憂しても仕方がないので、とにかくやるしかない」と演習に取り組みました。
合格者 S.M.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2025年冬号より一部抜粋)
ただし、志望校を下げずに受けた人が全員合格するわけではありません。
最終的には、学校や塾の先生と相談したうえで、お子様が納得できる志望校を選んでください。
高校選びで後悔しやすい選び方5つ

高校選びで後悔しやすいのは、お子様自身が学校を確かめないまま決めてしまうことです。
志望校を決める前に、次の5つの選び方になっていないか確認してみてください。
友達が行くからという理由だけで決める
仲のよい友達が行くからという理由だけで決めると、校風や授業がお子様に合っているかを見落としがちです。
高校では学習内容や人間関係など環境が大きく変わり、友達とクラスや部活が分かれることもあります。
友達の志望校を候補に入れるときも、説明会や文化祭に行って、お子様自身が「通いたい」「自分に合っている」と思えるかどうかで決めてください。
知名度や偏差値だけで決める
知名度や偏差値だけで選ぶと、校風や通学時間など、毎日の学校生活に関わる点を見落としがちです。
偏差値がちょうど合う学校でも、入学してから雰囲気や授業の進み方が合わないと気づくことがあります。
偏差値で今の成績から届くかどうかを確かめたうえで、最後はお子様に合う学校かどうかを優先して選んでください。
1校だけ見て決める
最初に見学した学校が気に入り、ほかの学校を見ないまま決めてしまうことがあります。
比べる学校がないと、その学校のよさも、お子様に合わない点も見えにくくなります。
気に入った学校が見つかっても、ほかの候補の学校も見て、お子様が大切にしたいポイントを比べてください。
保護者が代わりに決めてしまう
お子様のためを思って保護者が志望校を決めてしまうと、お子様が納得しきれないまま受験勉強に向かうことになりかねません。
入学後の3年間を過ごすのは、お子様本人です。
保護者は学校を調べたり説明会に一緒に行ったりして判断の材料をそろえ、お子様が迷っているときは、答えを出す代わりに本人の気持ちを確かめる質問をしてみてください。
個別指導キャンパスの生徒の中には、私立の入試で希望のコースに合格できず第1志望を諦めかけたとき、父親の一言で気持ちを立て直した例もあります。
そんな時、普段は口出ししない父に「茨木高等学校に進学したいのか、単に公立高校に行きたいのか。どっち?」と聞かれました。その言葉に自分が進学したいのは「茨木高等学校だ」ということを思い出し、やる気を取り戻すことができました。
合格者 Y.K.さん(自社情報誌「YOU CAN PASS」2022年冬号より一部抜粋)
決めるのが遅くなる
模試の結果がよくなってから決めようと、志望校選びを先送りしたまま時間が過ぎてしまうことがあります。
第1志望が決まらないと、何を目標に勉強すればよいかも定まりません。
決めきれないときは、お子様と一緒に行きたいと思える学校を挑戦圏・合格圏・滑り止め圏に分けて並べ、仮でもよいので第1志望を決めてみましょう。
まとめ|迷ったら教室長に相談を
高校を選ぶときは、お子様が「行きたい」と思える学校を探しながら、今の内申点や模試の結果も早めに把握しておきましょう。
合格できるかどうかの最終的な判断は、出願する学校を決める段階で行います。
行きたいと思えるかどうかは、説明会や文化祭に足を運び、校風や部活、通学時間などをお子様自身の目で見て決めてください。
候補は1校に絞らず、挑戦圏・合格圏・滑り止め圏に分けて複数持っておくと、模試の結果が変わっても受験校を選び直せます。
どんな学校があるのか、どの学校がお子様に合うのか迷ったときは、お気軽に個別指導キャンパスにご相談ください。
よくある質問
- やってはいけない高校の選び方は?
-
友達が行くから、有名だから、偏差値が合うからといった理由だけで、見学に行かずに決める選び方は避けてください。入学してから校風や授業が合わないと気づくことがあるためです。友達の志望校や有名な学校を候補に入れること自体は問題ありません。候補に入れた学校は説明会や文化祭に足を運び、お子様が「通いたい」と思えるかを確かめてから決めてください。
- 高校選びで後悔しやすいことは?
-
入学してから校風や授業が合わないと気づくことと、志望校を決めるのが遅れて何を目標に勉強すればよいか定まらないことです。説明会や文化祭でお子様自身が学校を見ておくことと、第1志望を早めに決めておくことで、防ぎやすくなります。
- 高校の志望校はいつまでに決めればよいですか?
-
受験校は、内申点や模試・実力テストの結果を見て最終的に決めるのが一般的です。ただし、目標にする第1志望は早めに決めておくと、その学校に合わせた勉強を進められます。当塾の合格者3人も、中3の夏までに第1志望を決めていました。推薦や専願(単願)などの出願時期は地域や学校によって違うので、早めに確認してください。
- 併願校はどう決めればよいですか?
-
お子様が行きたいと思える学校の中から、今の偏差値と比べて「挑戦圏」「合格圏」「滑り止め圏」に分け、それぞれいくつか候補を挙げておきましょう。滑り止めの学校も入学する可能性がある学校として見学しておき、併願の制度や条件は学校の先生か塾の先生に確認してください。
この記事の監修者
福盛 訓之(ふくもり としゆき)
1973年大阪市生まれ。大学在学中、19歳で起業。1996年に新教育総合研究会株式会社を設立し、代表取締役に就任。指導品質及び事業規模日本一を目指して邁進中。
受賞歴
- 第25回盛和塾世界大会 経営体験発表 最優秀賞 受賞(2017年)
- 第33回優秀経営者顕彰 日刊工業新聞社賞 受賞(2016年)
- 紺綬褒章受章(2013年)、同飾版受章(2020年・2025年) 他多数